意外とホームページが重要な参考資料ブログ:18-3-23
ある日会社で見せられた禁煙ビデオで、
おいらは少なからずショックを受けた。
そこにはタバコを吸っている者と、
そうでない者の肺の中が大写しにされていた。
当時、おいらは24時間に一箱吸う喫煙者であった。
タバコを吸っていない者の肺はきれいな色をしていたが、
吸っている者の肺は黒いタールがびっしりへばりついていた。
それを見たおいらは
「自分の肺もあんなになっているのか」と思うと、
ぞっとした。
数年前から妻にはタバコをやめるよう、
しつこく言われているのにもかかわらず
無視して吸い続けていた。
肺がんで苦しんでいる人の映像まで見せられて、
おいらはついにタバコをやめようと決心をした。
しかし、一気にやめることはできなかった。
そこで徐々に24時間の本数を減らしていくことにした。
最初は5本減らし、24時間15本にした。
これはなんとかいけた。
半月後には10本にした。
このあたりからかなり苦しくなってきた。
ガムでクチをまぎらわしながら耐えた。
一ヶ月後には24時間5本にした。
ここからは本当に苦しいニコチンとの闘いであった。
24時間5本が8本になることもあった。
つらい一進一退が続く…
そのとき、おいらはこの剣が峰を乗り越えるには、
あのビデオの力をもう一度借りねばと思った。
会社からビデオを借りてきて再び見た。
ニコチンに負けそうになっていたおいらに、
それは喝を入れてくれた。
ついにおいらは二ヶ月後に禁煙に成功した。
これをきっかけに、
近くに住んでいるむすめ夫婦にも禁煙をさせようと思った。
娘夫婦にも例のビデオを見せた。
ビデオを見終わると、
2人とも少しショックを受けた表情をしていた。
むすめ夫婦もタバコと縁を切ることができた。