親切ではない業者は完全リスト外ブログ:12-1-19
この歳にして、
ボクはやっと両親から独立しました。
両親には、
高校卒業したら家を出るのが当然だと言われ続けて、10年あまり…
それにもめげず、面の皮厚く、
両親のスネをかじれるだけかじっていました。
ボクは自慢じゃないですが、
蛍光灯の取り替え方を知りませんでしたし、
それどころか照明器具自体、
どうやって取り付けるのか知りませんでした。
トイレットペーパーは
家にいつでもあるものだと信じて疑いませんでしたし、
同様にビールはいつでも冷蔵庫に入っているものだと…
そりゃ〜
1週間ぐらい母が家を空けているときは、
料理や掃除ぐらいの家事は、困らないぐらいにやっていましたが、
それ以外、光熱費なんて考えた事無かったし、何も知りませんでした。
しかし、ひとり暮らし歴10年の
友達の部屋に遊びに行った時、
ズッシーンと思い知らされました。
「ボクって何も出来ないんだ…」
てきぱきとボクをもてなしてくれる友達が、
両親の有難さと、
「ひとり暮らしとは?」を切々と語ってくれたのです。
自分の無知さに恥ずかしくなり、
「これではいかん!」と、ボクは一念発起!
去年11月の末にひとり暮らしをすると決め、
物件探しでは胃が痛くなり、それにもめげず、
晴れて1月11日というゾロ目に引越しをしました。
けれど…
寂しいのです。
かなり強烈に寂しいのです。
引越ししてまだ、ひと月もたたないというのに…
現状、テレビも無く、PCも無く、
音の出るものといえば職場より拝借してきた、
壊れかけのMDデッキのみ…
今のボクの趣味は、ベランダに出て
隣近所のマンションの明かりのついた部屋を見つけること…
「あ、あそこ電気ついてる〜」
とボクはひとり、ベランダで呟いています。