親切ではない業者は完全リスト外


親切ではない業者は完全リスト外ブログ:14-4-16


あたくしは物心ついた頃から、母親とだけは
学校のこと、好きな人のこと、将来のこと…なんでも話してきたし、
その関係は今でも変わらない。

しかし、パパとの関係は全く違う。
あたくしのパパは非常に寡黙で、それでいてとてもシャイ。

あたくしが小学生の頃ですら、
パパとはほとんどクチをきいた記憶がないし、
怒られたり褒められたりした記憶もない。

幼い頃は、
あたくしに対するパパの無関心な態度を当然のように感じていたが、
あたくしも思春期を迎える頃には
そのようなパパの姿勢に疑問を感じるようになった。

そこで、母親に
「なぜお父さんと結婚したの?」と尋ねたことがある。

すると母親は、
「結婚したときはもっとおしゃべりだったんだよ!」と、
諦めの気持ちが半分見え隠れするような笑顔でそう答えた。

パパは、あたくしのことが好きではないのだろうか…

学生時代、あたくしは小樽で一人暮らし。
大学一年の夏休みに帰省した時…

久しぶりに実家のドアを開けて驚いたことがある。
あのパパが、満面の笑みで「おかえり」と声をかけてきたのだ。
これは事件だった。

あたくしはなんだかむず痒い気持ちになって、
少々ポカンとしていた。

パパがその場を去ったあと、
母親が「お父さんの書斎を見てごらんよ」と
にやにやしながら声をかけてきた。

パパの書斎をこっそりのぞくと、
あたくしが通う大学から送られてきたであろう大学情報誌や学部報が
机の上に積まれていた。

その光景を見て、
あたくしはなんだか心が締め付けられるような思いがした。

久しぶりに実家に帰ってきた
女の子の姿を見て満足そうに微笑むパパの姿を見て、
あたくしからも父に歩み寄ってみようという気になった。